人生初の胃カメラ(胃内視鏡検査)で裏切られた件 〜体験談・レポート〜
※以下の記事はあくまでも私個人の体験・意見であり、
全ての人には当てはまらないことをご理解いただければ幸いです。
また、病院やクリニックによって検査の流れや注意事項も異なってくるため、
検査前は病院から受ける指示を参考にしてください。
大学生(10代後半〜20代前半)で受ける人は少ないのではないだろうか
(周りに聞いても、誰もいなかった)。
自分の両親や兄弟ですら受けてない。
そんな中、私は症状的に逆流性食道炎を疑い、受けて見ることになった。
情報不足が一番怖いため、胃カメラをするにあたって、
私はネットの体験談を漁りまくった。
だから、この記事が今後受ける予定の人々にとっても参考になることを祈る。
まず、胃カメラのやり方は以下のタイプがある。
鎮静剤なし
→鼻に比べて画質はいいが、嘔吐反射が強い人はキツイっぽい。
→検査中、喋れるし、口に比べて楽らしいが、画質は経口内視鏡に劣る。
やっていない病院・クリニックもある。
女性や鼻が細い人は入りにくかったり、出血したりすることがある。
鎮静剤あり
→うとうとしながら、受けられるため、苦しさを感じにくいそう。
→やってない病院・クリニックもある。鎮静剤+経鼻内視鏡はあまりいないと思う。
因みに、自分がやったのは鎮静剤+口から胃カメラ(経口内視鏡)。
検査前日
- 検査前日は、病院にもよるが、19:00~21:00の時間帯のどこか以降は食事を取ってはいけない。 だから、早めに夕食は済ませること。 まぁ、私の場合は偶々前日年に2回程度起こる強い腹痛のせいで(恐らく、刺激物を摂取した影響)、バナナ1本を夕方に食べただけだった。
- 水分補給も夜12時前後までだそう。
検査当日
- 起床後は少し水を飲み、緊張をほぐした。水分補給(水やお茶のような透き通る飲み物)は検査の1-2時間前までならOK。当日は当然のこと、朝食は一切食べてはならない。
- 服装は締め付けの少ない洋服を着ること。
- 病院に到着し、診察室に呼ばれる。
- 男性は短髪の人が多いため、髪型は気にする必要はないと思うが、長髪の女性は髪の毛をまとめるように指示があるため、予め結んでおいた方がいいと思う。勿論、長髪の男性も。
- 最初に胃の泡を消す白い液体(ガスコンというらしい)を飲む。だいたいの人がクソ不味いと言っていたが、そうでもなかった。薄めたスポーツドリンクみたいな感じ。
- その次に、蜂蜜みたいにドローッとした透明だか白だかの液体(ゼリー状麻酔)をスプーンで舌に置かれる。これは苦いような変な味がする。これを数秒〜数分程度喉の奥にためるように言われるが、普通にすぐ飲み込んでしまった。でも、全て飲み込まなかったため、残りの分はなんとかあと30秒程度ためて、飲み込んだ。グッジョブ、自分。
- 血圧を測る。
- ベッドに仰向けに寝る。
- 鎮静剤用(?)の点滴をぶっ刺される。自分は、基本的に注射はへっちゃらなため(一時、注射にハマっていた時期すらあった)、今回も相変わらずノープロブレムだった。
- 左側を下に寝かされ、また麻酔をされる。今度はスプレータイプ。これも苦いような酸っぱいような感じがするが、言うほどでもない。これも飲み込むのだが、最初の麻酔が効いてきているせいで、異常に飲み込み辛い。 麻酔が効いてくると、喉のあたりが詰まっている感覚になり、焦る。そして、ガチョウやアヒルが可哀想になってくる。今後、フォアグラを食べられる自信がなくなってきた。
- 鎮静剤を使うため、呼吸を管理するパルスオキシメーターを人差し指につけられる。静かな部屋にピッ、ピッ、ピッと入院している時のような音が流れる。
- 顔の横にバケツとティッシュが置かれる。ヨダレは出していいらしいが、特に出す気もなかったため、出さなかった。
- 麻酔のせいで、滅茶苦茶飲み込み辛いから、必死で鼻呼吸をする。麻酔だけでこんな状態だから、検査はどうなってしまうことやら...
- 先生が来ない。永遠に来ないから、またスプレー麻酔を追加されたのだが、むせて心拍数がめっちゃ上がった。ビビって、プチパニクった。スプレー麻酔はむせないように気を付けるべきだと思った。
- ようやく先生のご登場。マウスピースを噛んでから、鎮静剤を入れられたのだが・・・
眠くならない。
おかしなことに、ほとんど眠くならない。
「寝たくなったら、寝ちゃってくださいね〜」と言われたが、
暫くたっても大丈夫そうだったため、
「ん?眠くならない?」と聞かれ、
「眠くなりませんねぇ・・・」と答えたところ、
「ひょっとして、お酒強い?」と聞かれ、
「飲みません」と返しながら、寝ることに意識を向けたら、少しだけ効いてきたような気がしなくもなかったが、気のせいで片付けられるレベル。意識はハッキリしていた。
- バッチリ目を開けて、意識のあるまま、胃カメラが入っていく。モニターもしっかり確認していたが、 思ったより辛くない。 2、3回くらいオエッ、オエッとなったが、そんなには苦しくない。鎮静剤のお陰なのか(でも、ほとんど効いてる感じなかったしなぁ…)、自分が割と大丈夫なタイプなのか、先生が上手だったのか、分からないが、言われている程苦しくないことが分かった。多分、最近の胃カメラが小型化した影響もあるのかもしれない。体感時間して5~10分程度。
- 元々ほとんど効いていない鎮静剤が切れる薬(拮抗薬)をいつの間にか入れられ、すぐ立って、すぐ帰った(鎮静剤を使った人は通常1時間ほど院内で安静にしているらしい)。 歩くと若干ふわふわする感じがしなくもなかったが、寝不足の時のような感覚でスーパーやコンビニ寄ったり、フラフラしてみたりした(はよ、帰れや)。
- 結局、何の異常もなく、綺麗な状態だったらしい。胃の組織を取ったらしく、そこから検査したピロリ菌も陰性。私は逆流性食道炎ではなく、精神的なものから出ている症状だそうだった。
- 検査後、当日は刺激物やアルコールは控えた方が良いらしい。翌日はもう何食べても良い。
体験談を読むと、鎮静剤ありの人々は
「眠ってる間に、あっという間に終わってしまった」や「最高に気持ちよかった」
など言っていたが、私からすると「全然話が違うじゃねーか」という感じだった。
ほとんど眠くもならないし、苦しみから(そもそも、そんなに苦しいものでもなか
った)解放されるわけでもないし・・・。
自分がレアなケースなのかもしれないが、今後全身麻酔をする機会があるとき、
効かなかったり、映画・アウェイクみたいに術中覚醒でもしてしまったらどうしようと
心配になってきた。
いずれにせよ、ほどんど苦しくなかったため、
身体に不調を感じたら、やって損はないと思う。
鎮静剤があった方がいい気がするが、一応ある程度のリスクはあるため、
よく考えた上でやるべきだと思う。
以上、私の胃カメラ体験談でした。