PART 1:
PART 2:
前回のあらすじ:
含歯性嚢胞摘摘出のために、大きい歯科病院を紹介される。
つづき:
初めて大きな歯科病院に足を運ぶことになった、僕。
予約を取り、向かったが、建物の前に立った瞬間、緊張する。
なんで、こんな面倒なことになってしまったのだろうか・・・。
仕方がない。受付で紹介状を渡し、色々な書類にサインをし、待合室で待たされる。
意外と待つ。本を持ってきて正解だった。
「ぼっちさ〜ん」と呼ばれ、まず最初は個別指導教室みたいな場所で健康状態の質問な
どをされる。
質問をしてくる先生は見た目がかなり若かかったため、おそらくまだ研修歯科医??
あと、思ったよりもイケメンだったから、少しモチベーションが上がった(何のだよ
w)。
最後に「失礼ですが、妊娠の可能性は・・・」と聞かれたから、
「あなたとのですか?」なんて逆質問しようかと一瞬思ってしまったが、
盛大なハラスメントになってしまうため、いつも通り「妊娠」の「に」の字を発音した
瞬間に「ないです!!」と即答しておいた。
何か引き気味で「あ・・・わかりました」と言われ、次はようやく口腔外科へ向かう。
これがまた待たされるんだなぁ。
そして、しばらくしてようやく担当の先生と対面。
吹越満に似ているから、吹越先生にしよう。
吹越先生
「担当の吹越です」
私
「ぼっちです。宜しくお願いします」
吹越先生
「じゃ、早速説明していきたいんだけど、
(レントゲン写真の右上下の親知らず周辺を指して)ここにね、何か丸いの見えるでし
ょ?これが問題で、これを取っていかないといけないんだけど、同時に親知らずも抜く
のね。全身麻酔で入院したりして」
私
「はぁ」
吹越先生
「でも、その前にこの正体が何なのかを暴かないといけないわけ」
私
「はい」
吹越先生
「年齢的に考えると、ひょっとしたら、『エナメル上皮腫』っていう準悪性的な腫瘍っ
て場合もあるし、本当に悪性の場合もあるし・・・。そしたら、大きめの範囲を切り取
らなくちゃいけなくなって、大掛かりな手術になるんだけど」
私
「あぁ」
吹越先生
「え、待って。随分冷静だね...」
私
「だって、可能性としては含歯性嚢胞が高いんですよね?」
吹越先生
「う〜ん、まぁ、そうなんだけど、僕たちは『絶対』とか言い切れないから。ここで間
違った判断を下す訳にはいかないから、とりあえず、この正体を確認するために、次回
はCT撮ります」
私
「はい、わかりました」
(その後も何か色々言ってが基本的に今回はここまでの話がハイライト)
吹越先生
「今日は以上です。何か質問ある?」
私
「大丈夫です」
そして、この後、書類を待っている間、吹越先生と色々喋りましたとさ(完全な雑
談)。
因みに、心配性の私はこの後、悪性や「エナメル上皮腫」の可能性を考えて、悩みまく
ったのはいうまでもない・・・。