ぼっち女子大生の「おひとり様にやさしい世界を」

ぼっちな女子大生の日常をひたすら書き連ねる

ニュータイプの映画「search/サーチ」を観に行ってきた(少しネタバレあり)!

※この記事は、あくまでも個人的な見解だということをご理解いただけると幸いです。

 

search/サーチ(原題:Searching)のぼっちポイント】

87%/100%

 

日本公開(10月26日)の1ヶ月以上前から気になっていた映画「search/サーチ」。

まず、全編PC画面の映像の映画って中々ない。

それが吉と出るか、凶と出るかも非常に気になっていた。

監督は27歳のアニーシュ・チャガンティ監督

そしてこの作品は彼の長編デビュー作。

主演を務めるのは劇場版スタトレ11作品目以降のヒカル・スールー役を演じていた、

ジョン・チョー

準主役は「ふたりは友達? ウィル&グレイス」でグレイス・アドラー役として6

度もゴールデングローブ賞ノミネートをされたデブラ・メッシング

それぞれの出演者がリアリティ溢れる演技をしていたため、

次の展開を早く知りたくなる、全く飽きのこない映画だった。

 

ストーリー紹介

 

カルフォルニアサンノゼに住むキム一家は家族3人で幸せな日々を過ごしていた。

しかし、ある日主人公・デヴィッド・キム(ジョン・チョー)の妻・パメラ(サラ・ソ

ーン)が癌の一種である、リンパ腫になってしまう。

そんな時でも家族全員で力を合わせ、パメラは一時的に回復し、また元の生活に戻っ

た・・・と思いきや、リンパ腫が再発し、パメラは静かに息を引き取った。

それから、デヴィッドは一人娘・マーゴットと二人暮らしに。

しかし、ある日突然マーゴットと連絡が取れなくなってしまう。

デヴィッドは「おかしい」と思いつつも、警察を呼ぶほどでもないと判断し、暫くは知

り合いなどと連絡を取り合っていたが、あまりにもマーゴットとの音信不通状態が続い

たため、ついにデヴィッドは警察に捜索願を出す。

そして、行方不明事件として大きく報道されることになる。

彼女は誘拐されたのか、家出をしたのか、その真実を探るべく、デヴィッドはSNSに散

りばめられたをヒントを基に、様々な衝撃的事実を目の当たりにするのであっ

た・・・。

 

予告編▼

youtu.be

 

感想

 

久しぶりのサスペンススリラー映画だったため、自分の推理力をフル回転させながら観

たところ、この作品は非常に良く出来ていると感じた。

伏線の張り方と回収がサスペンスならではの良さ(語彙力w)を醸し出している。

多少は「そこ、そうくるか〜?」と思うようなちょっぴり強引な展開もあったが、

「まぁ、映画だから」を理由に全然許容できる範囲。

まずは、この映画の私なりのお気に入りポイントを解説していきたいと思う(誰も聞い

てないけどw)。

 

  • 102分間、PC画面上で進行するストーリーが吉と出た。

全てのシーンをPC画面を通して表現するのは至難の業だったのではないかと思った。

登場人物の睡眠中も辛うじてPC画面にしていたのが印象的だった。

正直、「ここはわざわざPC画面にせんでもええやろ〜」と思うようなシーンがいくつか

あったが、少しでも画面から離れてしまうとこの映画のオリジナリティも減ってしまっ

たのだろう。

とはいえ、ほとんど違和感はなかった、というか、むしろPCユーザーの観客はこれによ

って、没入感がグンとアップしたのではないかと感じた。

あと、人によっては、他人のPCを覗き見しているような背徳感と興奮を覚えるのではな

いだろうか。

この素晴らしく斬新なアイディアは成功だったと思う。

 

  • (良い意味で)とにかく、芸が細かい。

PC上の動きは勿論だが、時代に合わせてちゃんとWindowsからMacに変わっていると

ころやデヴィッドが"Tumblr(タンブラー)"を知らないことから、検索エンジン

で"Tumbler"とスペルミスしているところなど、色々と現実に起こり得そうなことを忠

実に再現しているところに好感が持てた。

こういう一つ一つ妥協しない監督の姿勢が素晴らしい。

 

  • 人間の醜さをオンラインとオフラインの両方から描いている。

この点はあんまり書きすぎると本格的なネタバレになってしまうから、

出来る限り控えさせていただくが、本当、人間って醜い。

勿論、全ての人がそうとは限らないが、映画の登場人物の中には「マジでこういう最低

な奴、いるわー」と思う瞬間があり、腹立たしくなった。

まぁ、多分、自分も人のことは言えない立場なんだけどね(だったら、黙っとけ)。

 

  • 親子関係ももう一つの大きなテーマになっている。

SNS上の繋がりに関するテーマは自明であるため、いちいち書くつもりはないが、親子

関係に関しては色々と考えを巡らさせる場面が多かった。

私は親になったことがないため、この後書くことは合っているのか、間違っているの

かは分からないが、とりあえず子供目線で思ったことを述べていく。

 

私からすると、「親」って、一番近い関係でありながら、近いからこそ言えないことが

あるのではないかと感じている。故に、親が思っている「我が子」と本当の「我が

子」とのギャップが歳を重ねるごとに徐々に広がっていくのかもしれない。

さらに、親が思っている「我が子」とは、無意識のうちに我が子の「理想像」に近いも

のになってしまっているのではないだろうか。

もちろん、「親と何でも話せる関係」=「最も正しい関係」とは限らないが、最低限の

コミュニケーションが親子間で取られている関係ってのが理想的なのかな〜と感じた。

そして、その最低限のラインはお互いが歩み寄りながら理解しあうことが大切だなとも

思った。

この映画、親子や家族で観てもいいんじゃないかな?

 

総合的に、この映画は、PC画面上で次々に起こる予想外の展開に思わず魅入ってしま

う、良い作品だと思う。

特に、私のようにSNSを利用する世代は非常に親近感が湧き、共感しやすい映画だと感

じた。

映画館で観るのも良いが、DVDが発売されたり、VODで配信され始めたりしたら、本当

にパソコンで観るのが良いかもしれない。

 

P.S. 自分はSNSをそこまで多用する人間ではないため、映画の登場人物の使い方をみて

いると、「めっちゃ使うやん。めっちゃ連絡するやん」という具合に半端なく使ってい

る印象を受けた。私みたいに来るお知らせはメルマガくらいの人にとってはその方が衝

撃的だった。世の中の皆は、あんな感じなん??